俗々・『地下室の手記』〜混沌が渦巻く浮遊の世界〜

ここに記されていることは空想家の「とりとめない妄想」でフィクションです・・・・・

「隠し」という言葉

「隠しに、いつまでも(手を)入れているな!」

子供の頃、父によく言われた。

隠しとは、ポケットのことだ。

小学生の通信簿に「動作が遅いです」とかも、先生から書かれた記憶がある。

いつもヘラヘラ笑っていた。

「しまりがない」

これも父、母からも言われていた記憶がある。

いつも弛緩していて、だらけている。それが普通の状態だった。

森鴎外の文章を読んでいたら「隠し」という言葉で出てきた。

急に、子供の頃、父が私に注意するように「隠し〜」云々が、記憶の中から蘇ってきた。

一つの言葉から、様々なものが喚起されるものだ。