俗々・『地下室の手記』〜混沌が渦巻く浮遊の世界〜

ここに記されていることは空想家の「とりとめない妄想」でフィクションです・・・・・

瞳の中に、浮かんで見えてくる

私は奇妙な錯覚に襲われる。

それは、その人を見ると、人生のすべてが見えてしまうのだ。

この特殊な才能は、誰にも黙っている。

走馬灯のように、その人の人生が見えてしまう。

子供時代から、どのように老いて死ぬまでが。

これを生かして、金儲けに使おうか迷ったが、後味が悪いのでやめた。

瞳の中に、浮かんで見えてくる。

世間一般にいえば霊能者だ。

ある人を見ていたら、その人の最後が、木の下で、枝にロープをかけ、首を吊って、足をバタバタさせ、末期には白目を出し、舌がビローンって伸びてる状態まで見てしまった。

それ以降。人と話してる時には、その人物の瞳は覗かないことにした。

 

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