俗々・『地下室の手記』〜混沌が渦巻く浮遊の世界〜

ここに記されていることは空想家の「とりとめない妄想」でフィクションです・・・・・

頭がないかまきりの話

私が読んだ随筆で一番不気味だと思ったのは、深沢七郎の話だ。

かまきりの話なんだが。

深沢七郎は畑で、頭が10円玉くらいの大きなかまきりを見て、そのかまきりの頭をはさみで切断する。

そして、1週間後にそのかまきりのところに行ったが、頭がない状態で手足を動かしていたという話。

かまきりは、木に張り付いていたらしい。頭を切っても。

気持ち悪かった。

こんなこと描写するなんて、どんな感覚なんだ。

作り話なのか本当の話なのか、本当に深沢七郎はすごい作家だと思った。