俗々・『地下室の手記』〜混沌が渦巻く浮遊の世界〜

ここに記されていることは空想家の「とりとめない妄想」でフィクションです・・・・・

穴場職場だったのに。。。。

編集者の仕事を辞めて、ビルの管理の仕事がラクチンで本が読めるという情報を得たので、職業訓練校に2年間通い、電気工事士2種、三種冷凍機械、ボイラーの資格を取った。

偶然にも、都内某図書館の設備管理の仕事に就けた。

3人交代制、朝勤務、昼勤務という勤務体制だった。残業なし。

男2人、女1人。この女性は、訓練校の同級生だ。

仕事中ほとんど、1人でイスに座っているだけだった。

引き継ぎの時にこの女性(オバさん)とよく話した。

「何を読んでるんですか?」

山田風太郎の随筆、朝日新聞に連載していたものが単行本になったの」

「おもしろいですね、好きです、山田風太郎

おばさんも私も、図書館の本ばかり読んでいた。

待機時間中に。

仕事はヒートポンプの電源を入れるて止めるだけ。あとは温度測定、館内のチェック。

ということで仕事は、ほとんどない。

図書館の管理室にいて、ほとんど本を読んで居眠りだけをしていた。

こんな仕事があるんだな。本を読んで25万円の給与だった。週休二日制

設備管理という仕事だが、管理室で、実質、本を読み居眠りだけ。

が、残念なことにこのラクチンな仕事は、2年間で終わった。

私の属している管理会社が「入札」したが、取れなかったのだ。

穴場職場だったのに。。。。

今でも振り返ると、ラクチンな仕事だった。

こういう印象しかない。