俗々・『地下室の手記』〜混沌が渦巻く浮遊の世界〜

ここに記されていることは空想家の「とりとめない妄想」でフィクションです・・・・・

荷風と里見弴が思った作家の条件・・・・・

『日本幻想文学事典』。ここには幻想文学を書いた作家の名前がずらりと並び、簡単な紹介が記してある。

みんな優秀な大学を出られて、家も裕福で、親が医師だったり、学者だったり。幻想文学の礎を築いた作家達は、頭脳優秀かつお金持ちの人達だった。

当然と言えば当然か?

荷風随筆」を読んでいたら、

①大卒以上の学歴が必要②父兄を養う必要がないこと、さらに③文才がないと、作家になってはダメだ、なれない旨のことを、この文豪は蕩蕩と記している。(要旨)

また、『里見弴随筆集』見ていたら、

「実業家になるはずだったが、、、、家に5万円(明治の5万は現在の15億くらいかな?)あるから、、、作家になる!・・・」(要旨)

そんなことが記されていました。

これをみると、作家で一財産稼ごうとは思っていなかったみたいです。

荷風は「筆が荒れるから、書きたいとき書く、金のために書くな・・」(要旨)

そんなことも記しています。

詳細は『荷風随筆』『里見弴随筆集』を、自分の目で見てみよう。

文豪の作家観では、生活できない気がします。

 

現在も、作家一本で生活できる人は本当に限られているな、そんな気がします。

出版社で編集者やり定年まで過ごし、作家をやるというのが一番無難なコースか?

芥川賞直木賞取ったらそれで大丈夫ではないような気がします。

知り合いの編集者から聴いた話ですが、某出版社の編集者のYさんは会社倒産後、現在は時代劇の本をたくさん出して作家になっていると、聴きました。

Yさんって、なんか賞を取った人だったのか? 知らない。

また、やはり編集者をやり作家になった人がいます。Tさん。

知り合いの編集者Kから聴いた伝聞の話ですが、

「Tさんは有名な作家のMさんに自分の原稿を渡して、Mさん経由で某出版社の編集者にお願いして、作家になったんだ! これは有名な話だ」

そういえば、作家Tさんの紹介に◯◯賞取った記述なしだったな。

作家になるのにも、いろんなコースがあるんだなと思いました。

本の表紙裏(そで)や奥付前ページに、著者の紹介があるが、賞なしの書き手、ライターもたくさんいます。

納得しました。

とりとめのない方向に、また流れていってしまった。

終わり。