俗々・『地下室の手記』〜混沌が渦巻く浮遊の世界〜

ここに記されていることは空想家の「とりとめない妄想」でフィクションです・・・・・

「浮世離れし(た)ている」〜虚業に住む世界の人達〜

「浮世離れし(た)ている」

 

出版社には大きく分けて、営業、編集、人事・総務の人間がいます。

以前在籍した出版社の営業の人間から、

「浮世離れした・・・・(人間)」とか、言われたことあるのを急に思いだした。

営業と編集は全然タイプの違う人間だと思う。

営業側の人間からすれば、編集の人間はデスクワークして、たまにいなくなるし、何もやらない人間に見えるのかもしれんな。仕事していないように思っているらしい。

編集の先輩から、

校了下版したら、1週間くらい時間あくんで、映画でも見に行ったらいいよ」

「入稿〜校了」以外の編集の仕事は、情報収集と理解。

タイムカード押して直帰。それが一週間続く。

が、このような労働環境も、中堅出版社以上でないと、たぶん無理だと思う。

編集者は雑誌(本)を創るのが仕事なので、それが終わったら、それでよし。

私は医療事務の仕事もやったが、労働時間中、「手を休めない」ように、作業、仕事をさせられた記憶がある。

それに比べれば、編集者はやはり「頭脳労働者」だ。

原稿を読み、どんな中見だし、タイトル、リード、キャッチ、などを考えてるわけだから。

編集者は基本、頭を使う仕事といってよい。

虚業だな、編集者は。出版社は虚業といってよい。

あってもなくてもいい仕事。雑誌や単行本がなくても、人間は死なない。

それに対するのが実業。

農業、漁業、モノを製造する製造業など。これらは実業。

ないと生活に支障が出る。

小説家、文章を書いて生活する人、漫画家、映画、音楽家、コメディアンは虚業

これらは「浮世離れした人・・・・」が多い気がする。